「何か始めなきゃ、このままじゃまずい」
そう思って副業の情報を集め始めたはずなのに、調べれば調べるほど、なぜか心は重くなっていく。そんな経験はないでしょうか。
40代で副業に焦りを感じたとき、私たちは真っ先に「行動」という解決策を選びがちです。
でも、そこには陥りやすい間違いがあります。
焦りは「行動しなきゃ」ではなく「比べすぎ」から始まる
まず整理しておきたいのは、あなたの焦りの正体は「副業をしていないこと」そのものではない、ということです。
SNSを開けば、自分と同じ世代の人間が「副業で月5万達成」「フリーランスに転身」といった言葉を並べています。それらを目にし、無意識に自分と比較した瞬間に、焦りは生まれます。
この焦りは、外から持ち込まれたノイズです。副業という手段を手に入れる前に、まず「周りの物差し」で自分を測るのをやめる必要があります。
何かを始めれば安心できる、と思ってしまう
「とにかく手を動かせば、この不安は消えるはずだ」
そう信じて、新しいスキルを学んだり、クラウドソーシングに登録したり。しかし、実際には行動を始めた途端、さらに不安が強まるパターンが少なくありません。
なぜなら、新しいことを始めるのは、今の生活に「未知の選択肢」を増やすことだからです。選択肢が増えれば、判断の回数が増え、脳はさらに疲弊します。
「行動=安心」という図式は、余裕のない40代にとっては、必ずしも正解ではないのです。
最初に「増やす」判断をしてしまう
副業を考えたとき、私たちは反射的に「足し算」をしてしまいます。
足りないスキルを足す(新しい勉強を始める)
足りない時間を足す(睡眠や休息を削る)
足りない情報を足す(教材や発信者の言葉を追いかける)
しかし、本業があり、家庭があり、責任も重い40代にとって、これ以上何かを足す余裕は、本来どこにも残っていないはずです。この「足し算の構造」こそが、あなたを追い詰める原因になります。
本当は「減らす」方が先だった
副業を軌道に乗せるために、あるいは心を凪にするために、本当に必要なのは「引き算」です。
やらない副業を決める: 自分の生活リズムを壊すものは、どんなに稼げそうでも除外する。
今はいらない努力を捨てる: 基礎が固まる前の「最新トレンド」は追わない。
今の生活を壊す選択肢を削る: 家族との時間や、自分の静かな時間を犠牲にする手法は選ばない。
「何をするか」よりも先に「何を絶対にしないか」を決める。この選別が、結果的に遠回りを避ける事に繋がります。
焦っている時ほど、決めなくていい
「今すぐ決めないと、手遅れになる」
そんな風に感じるかもしれませんが、焦っている時の判断は、大抵の場合「不足感」に基づいています。不足感から生まれた決断は、後になって自分を苦しめます。
判断を先送りにすることは、逃げではありません。むしろ、自分にとって本当に大切なものを見極めるための「積極的な停滞」です。心が落ち着くまで、ひとまず「決めないでおく」という選択肢を自分に許してあげてください。
今日はここで止めていい
ここまで読んでくださったあなたは、きっと「何かを変えたい」と強く願っている方だと思います。
でも、一度にすべてを解決しようとする必要はありません。情報は一度に摂りすぎると、毒になります。この記事を読み終えたら、一度画面を閉じて、深呼吸をしてみてください。
副業で失敗する人の多くは、
行動が遅いからではなく、
焦った状態で決めてしまうからです。
今日はここまでで十分です。

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